新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が16日午前、皇居・宮殿であった。今年の題は「火」。天皇、皇后両陛下や皇族方に加え、入選者10人と召人(めしうど)で歌人の宮英子さん(90)、選者の歌が伝統にのっとった発音と節回しで披露された。療養中の皇太子妃雅子さまは欠席した。応募は2万3795首、うち海外は25の国、地域から174首だった。 天皇陛下は昨年9月末、秋田県で開かれた国体開会式に出席した際の情景を詠んだ。皇后さまは地方を訪問された夜、宿舎からちょうちんをかざし、同様にちょうちんを持った住民らと心を通わす情景を詠んだ。皇太子さまは昨年訪れた阿蘇の雄大さを、皇太子妃雅子さまは長女愛子さまの6歳の誕生日の喜びをそれぞれ詠んだ。【真鍋光之】◇天皇陛下炬火(きょか)台に火は燃え盛り彼方なる林は秋の色を帯び初(そ)む◇皇后さま灯火(ひ)を振れば彼方の明かり共に揺れ旅行くひと日夜に入りゆく◇皇太子さま蒼(あお)き水たたふる阿蘇の火口より噴煙はのぼる身にひびきつつ◇同妃雅子さまともさるる燭(しょく)の火六つ願ひこめ吹きて幼なの笑みひろがれり◇秋篠宮さま囲炉裏(いろり)の火見つつ話を聞くときに心ときめく古老らの智に◇同妃紀子さま夕闇にかがり火あかくてらしたる鵜匠は手縄かろらかにひく◇常陸宮さま新嘗の篝火(かがりび)の火は赤や黄となりてとびちり闇を照らしぬ◇同妃華子さましづもれる宮居の杜(もり)の夕つ方かがり火たきて御祭(みまつり)をまつ◇三笠宮妃百合子さま萌えいづるものをたのみて山やきの火はたちまちにひろごりてゆく◇高円宮妃久子さま暮れそめし賢所(かしこどころ)の大前に衛士の焚(た)く火の清らかに燃ゆ ◇入選者(年齢順)◇◇山口県 魚本マスヱさんしんしんと雪降る空にとどろきて進水式の花火は上がる◇青森県 中村正行さん田づくりも今宵(こよい)かぎりと焼く藁(わら)の赤き火見つむ妻と並びて◇ブラジル・サンパウロ 渡辺光さん晩秋の牧場の地平に野火走り一千頭の牛追はれくる◇京都府 浅野達子さん嫁ぎ来て五十年仰ぐ送り火がこの夏も燃ゆ大の字に燃ゆ◇北海道 西里喜久男さん海峡の沖に群れゐる漁火(いさりび)の一つ静かに移動はじめつ◇大分県 山崎美智子さん二000度の高炉より出で圧延に入りたる鋼のなほ火炎(ほむら)だつ◇愛媛県 岡田まみさん高窓に赤くつめたき火星きてローマ史最終巻をひもとく◇島根県 吉田友香さん夜神楽の火は赤あかと燃え盛り大蛇(おろち)の顔の迫り来るなり◇大阪府 宮川寛規さん火の中にかすかに見えるものがあるそれはいつもとちがふ風景◇佐賀県 田中雅邦さん一人見る花火はさびしいものだよと赴任の地から父は電話す ◇召人の歌◇◇宮英子さん栲領巾(たくひれ)のましろき尉(じょう)をまとひたる囲炉裏火(いろりび)ぬくし夜のほどろを ◇選者の歌◇岡野弘彦さん世の始めに火を生みいでてかうかうと面かがやく若きみ母神(おやがみ)◇岡井隆さん小さなる火を育てつつ守るときこころの部屋のあたたまり来る◇篠弘さん音たてて指先に火の揺れ出づる銀のライターいかになりけむ◇三枝昂之(たかゆき)さん迎へ火は今年も焚(た)かず父母はみづからともる蛍であらう◇永田和宏さん火の匂ひかすかただよふ夕暮れを浮力まとひて雪虫は飛ぶ ◇佳作者(年齢順、敬称略) 金沢市、無職、陶山弘一(81)▽米国・ハワイ、主婦、ヤエコ・バワーズ(79)▽福岡市、無職、磯村昌二(77)▽栃木県那須烏山市、農業、澤村孝夫(77)▽東京都大田区、主婦、小林シゲ(76)▽愛知県設楽町、無職、木村七夫(73)▽長野県茅野市、主婦、小池聡子(72)▽千葉県館山市、主婦、西森和枝(71)▽長野県高森町、無職、小林正人(70)▽長野県松本市、主婦、松森敦子(64)▽千葉県館山市、自営業、粕谷征三(64)▽山口市、公務員、中柴陽子(29)▽大阪市、高校3年、上田奈緒(18)
(引用 livedoorニュース)
でんすけ⇒ ◎メ在庫30台以上 もえたん Lesson 1【アニメ】 BANDAIVISUAL もえたん Lesson 1
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