村田製作所が２７日発表した２００７年３月期連結決算（米国会計基準）は、携帯電話機やパソコン、ＡＶ機器向けコンデンサーを中心に電子部品全般が好調で、売上高は前期比１５・５％増の５６６８億円、生産性向上や為替差益の発生で税引前利益は同２８・７％増の１１８０億円と大幅増益となった。
　０８年３月期も大容量コンデンサーを中心に、携帯電話機や薄型テレビ、新型ゲーム機向けに部品需要の堅調な伸びを見込み、売上高はＩＴバブル期の０１年３月期の５８４０億円を超え、過去最高の６０００億円台達成を目指す。
　設備投資は「前期実績並みの１０００億円を維持し、生産設備の投資に５１０億円を投じる」（村田恒夫副社長）計画で、９月までにコンデンサーの生産能力をさらに１５％程度高める。
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　製品別では、主力のコンデンサーが大容量品、小型品とも拡大し、前期比２４・０％の増収。高周波デバイスも携帯電話向けのブルートゥース（近距離無線通信）モジュールの売上高が前期比２４％増の５６０億円と伸長し、全体で１７・４％増えた。
　利益面は、新製品比率や生産性向上などで製品単価の下落を補った。本業のもうけを示す営業利益は１０００億円を超え、売上高営業利益率も２０・０％に達した。
　０７年３月期末の配当を昨年１０月発表の１株当たり４０円から５０円に見直し、年配当を９０円に増配する。
　株主総会は６月２８日。
（引用 yahooニュース：http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070428-00000008-kyt-l26）






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