美浜町奥田の水族園、南知多ビーチランド（長谷川修平所長）で、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生、人気者になっている。
カリフォルニアアシカは、北アメリカ西岸に生息し、魚やイカ、タコなどを食べる。同園でもイルカと並び、ショーの主役を演じている。赤ちゃんが生まれたのは、５月３１日午前７時前後。父親は「ハヤト」（５歳、体重約１９３キロ）、母親は「ポポ」（６歳、同９８キロ）で、赤ちゃんの体長は７０～８０センチ、体重は７～８キロ。
名前はまだない。同園では３頭目だが、この両親の間では２頭目。カリフォルニアアシカは計９頭になった。
赤ちゃんは元気で順調に育っている。まだ泳げないため、プールに出ないよう高さ約２５センチのＵ字溝で仕切りをしているが、いつの間にか乗り越えてプールサイドに出てくる。飼育担当の石川智美さん（２３）も心配で注意しているが、水に落ちた時には、ポポが背中をくわえてプールサイドに戻し、ホッと安心したという。ポポに甘えて、かみついたり、おっぱいを飲んだり、やんちゃぶりを発揮している。
赤ちゃんの仕草やポポの様子に、訪れた子供たちは絵を描いたり、表情をメモしたり、早くも人気者になっている。【林幹洋】
６月６日朝刊
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