携帯電話事業への新規参入を目指すアイピーモバイル（東京都千代田区）は１９日、今年８月に筆頭株主となった米通信技術・機器開発会社、ネクストウェーブ・ワイヤレスが、保有するアイピー社株（６９・２３％）を不動産大手の森トラストに譲渡すると発表した。

　ネクスト社は森トラストからアイピー社株を取得したが、事業化を断念、株を買い戻させるオプションを行使した。

　また、森トラストは同日、取得するアイピー社株を同社の杉村五男会長らに譲渡する契約を結んだ。ただ、アイピー社は「承知していない」（広報担当）と混乱しており、事業化の見通しは極めて厳しくなった。




　アイピー社は平成１７年１１月に携帯電話事業の免許を交付されたが、資金調達難などで行き詰まっていた。総務省は、免許の条件とした交付後２年以内のサービス開始が実現しなければ、「状況を見て電波監理審議会に諮り、免許を取り消すことになる」としている。


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（引用 yahooニュース）






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