【ソウル堀山明子】韓国旧与党勢力の大統合民主新党（民主新党）と中道統合民主党（民主党）は１２日、両党の対等合併と１２月の大統領選候補者の一本化で合意した。劣勢にある大統領選で与党勢力の逆転勝利を図る。旧与党勢力候補でトップを走る民主新党のチョン東泳（ドンヨン）候補（５４）は、旧与党系に近い２候補との連携も模索しており、チョン氏を軸にした候補者一本化の動きが加速化している。
チョン氏と民主党の李仁済（イインジェ）候補（５８）らは１２日に会見し、２度のテレビ討論会を経て２３、２４日の世論調査で候補者を一本化すると表明した。
１２日の東亜日報世論調査によると、チョン氏が支持率１３％と、李氏の同２．１％を大きく引き離しており、チョン氏で一本化される可能性が高い。
チョン氏は１３日、労働団体を基盤とする民主労働党の権永吉（クォンヨンギル）候補（６６）、市民運動団体を基盤とする創造韓国党の文国現（ムングクヒョン）候補（５８）と「反腐敗」で連携を確認する方針で、保守野党のハンナラ党に対抗する政治勢力の結束を目指している。
１２月１９日に投票される韓国大統領選は、保守勢力の最大野党、ハンナラ党の李明博（イミョンバク）前ソウル市長（６５）が支持率４１．２％でリード。今月に無所属で出馬を表明した李会昌（イフェチャン）元ハンナラ党総裁（７２）が同２１．９％で２番手につけている。
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