【ソウル西岡省二】１２月１９日投開票の韓国大統領選は２５日、告示にあたる候補者登録が始まった。初日は現政権寄りの議会第１党・大統合民主新党、鄭東泳（チョンドンヨン）氏（５４）、最大野党ハンナラ党の李明博（イミョンバク）氏（６５）ら９人が中央選管に立候補を届け出た。２６日にはハンナラ党を離党した無所属、李会昌（イフェチャン）氏（７２）を含む７人程度が登録を予定しており、史上最多の候補乱立選挙となる。
公式選挙戦は２７日から始まるが、各候補者らは２５日、抱負を発表。主要３候補のうち鄭東泳氏は会見で、金大中（キムデジュン）、盧武鉉（ノムヒョン）両政権の１０年間を評価しつつ「変化と模索の方法は新しくなるべきだ」と指摘し「終わりなき変化、孤立しない改革」を目指すと述べた。
世論調査で支持率トップの李明博氏は国民向けメッセージで、有能な「経済大統領」として韓国を発展させると約束。３回目の挑戦となる李会昌氏は候補者登録を前提にした決意表明文で「国を生かす政権交代」が必要だと説いた。
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