【ソウル＝久保田るり子】韓国大統領選は２７日、選挙戦が正式に始まり、各候補者は市場や地方都市などで第一声を上げた。最大野党ハンナラ党の李明博（イ・ミョンバク）候補（６５）は午前零時にソウル市内の庶民経済の象徴、東大門市場で遊説をスタート。「商売が不景気でダメだ」と嘆く４０代の女性の手を取って、「私が経済を変える。希望の時代を開く。夢はかなうというメッセージを伝えたい」と激励した。同日朝にはソウル駅前で「無能で責任感もないこの政権（盧武鉉政権）を必ず交代させる」と決意を表明した。

　保・保対決で注目されている元ハンナラ党総裁で、今回、無所属で立候補した李会昌（イ・フェチャン）候補（７２）は、「第１歩はまず生活の最前線から」と未明の水産市場に姿を見せた。


朝は出陣式のあと、「うそをつき、法と原則を無視して手段を選ばない候補に政権を交代させることも国をまかせることもできない」とトップを走る李明博候補を批判、「私には組織も金もないが、国を生かすのは組織でも金でもなく国民の力だ」と支持を訴えた。

　一方、与党系の大統合民主新党の鄭東泳（チョン・ドンヨン）候補（５４）は未明に２０１２年の世界博覧会（万博）の開催場所に決まった韓国南東部の麗水市で、招致決定の瞬間を市民とともに祝った。その後、親北政権１０年の最大の成果、開城工業団地を結ぶ鉄道の韓国側最北端の都羅山駅を訪れ、「南北経済統一時代を開いていく」と述べ、進歩・革新陣営の平和主義と融和政策を強調した...

ニュースの続きを読む

（引用 yahooニュース）